8月末出発で参加してきたナイトアクアスタジアム……
参加人数152人。
絶対描写無しか……行殺だと思ってました。
すみません……
この学園シナリオで優志、アイテムの発行申請してまして……
要するに、お土産なんですが(笑)
自分用ではないのでアクセサリーの数値バランスどうしようかなーと思いつつ
どの辺りが欲しい感じなのか判らない上に装備して貰うとか前提ではないので結局数値はフラットにしました。
数値バランス聞けば良かったのかもしれないんですが……
リプ返って来たらこそっと渡したかったので聞けなかった。
お出掛けしましょう!そうですね!となってから聞いたらバレバレだからね。
……抜かった!
普段からそう言う話はしておくべきだった……!
そう思っても後の祭りだったので、フラットです。(大事な事なので二回言う)
そして、色々とやりたい事満載だったのでお土産選びはプレに書けなかったのですね。
まぁ、書いたらお相手さんにもバレちゃう訳ですし←こっそりに拘る
そんな訳で、お前、何時お土産買ったんだよ!というセルフツッコミに対する自己解決的なSSです。
とりあえず、ご同行して下さったお嬢さんの背後さんには許可貰ってますのでこっそり置いておく。
優志が凄いアホです。
でもまぁ、来るとは思わなかった青い春ど真ん中だから……仕方ないよね!
先日、美夜を誘って訪れたばかりのそこは人影も疎らで、優志が一人ふらりと訪れても目立つ事もなかった。
夏休みが終わったばかりの午後の水族館はひんやりとした空気で来訪者を出迎える。
月が変わったとは言え外は未だ真夏日の続く猛暑なので、日中でも館内は随分と涼しく感じる。
今日の目的はゆっくり魚を見ることじゃないけど、平日の午後って割と空いてるもんなんだな……
そんな事をぼんやりと思いながら優志は出入口でもあるゲート脇のショップへと足を運んだ。
そう、優志の今日の目的は先日訪れた時に立ち寄れなかったショップでの買い物である。
この間は閉館時間ギリギリまで魚見てたからなぁ……
閉館案内の館内放送を聞いてゲートに向かってみれば、当然の事ながらショップも閉店準備に入っていた。
その為、立ち寄る事が出来なかったのだ。
しかし、水族館ってのはどうしてこう、時間を忘れちまうんだろうな……
やはり、ぼんやりとそんな事を考える優志だったが、単純に水族館だからなだけでなく隣に意中の人物が居た事も影響した為に余計にそうだったのだが、生憎と優志はそれに気付かない。
まぁ、気付けば気付いたでお一人様なのに照れるという……人が見たら些か怪しい事態を招いていただろうから、気付けなくて幸いではあったのだけれども。
ショップに足を踏み入れるとそこは色とりどりのグッズが溢れていた。
キーホルダーにストラップ、写真を使った便箋に様々な絵はがき……キャンディやクッキーもあれば、ペーパーウェイト等もある。
そんなショップの中で一番スペースを取っているのは無論、ぬいぐるみ。
さて、どうしたもんだかなぁ……
こちらもやはり人影もまばらなショップ内を優志は一人ふらふらと歩く。
時折足を止めては棚に置かれた商品を手にとって眺めては戻すという動きを暫く繰り返した末、ぽそっと呟いた。
「やっぱり、アレだろうか……」
そう呟いた優志の視線の先には山のように積み上げられて、お持ち帰りされるのを待っている様々な種類のぬいぐるみの群れ―――
あいつ、ちょっと残念そうに見てたもんな……
思いの外ゆっくりと館内を巡った為に立ち寄れなかったショップの、ショウウインドウ越しにぬいぐるみを見ていた美夜を思い出し、ふっと優志の視線が柔らかくなる。
しかし、本当にぬいぐるみを見ていたのか?と問われると些か自信がないの優志だったが、ふわふわふかふかもこもこなぬいぐるみの山へと歩み寄った。
ま、趣味じゃないとか好きじゃないとかなら、処分して貰うなり、お引き取りするなりすればいいんだしな……
美夜の好みを殆ど知らない自分への言い訳を胸の中で呟いて、優志はやはりふらふらとぬいぐるみの群れの中を歩く。
そんな優志の足元にぽてり、と白い物体が落ちてきた。
優志は足を止め、自分の足元に転がったその白い物体を見下ろす。
それは、真っ白なゴマフアザラシの赤ん坊を模したぬいぐるみ。
「なんだ?家出か?お前……」
そんな事を言いながら転がったぬいぐるみを拾い上げると、埃を払ってやりながら棚を見渡す。ショウウインドウに近い、真っ白なぬいぐるみばかりが集められた棚にそれが居たのだろうスペースを見つけると優志はそっとぬいぐるみをそこへと戻した。
と、その時……、落下したぬいぐるみを戻したその場所の隣に置かれた真っ白なイルカのぬいぐるみとバッチリ目が合う。
「…………」
優志は暫く、その白いイルカと見つめ合っていたが
「ん……お前、ウチ……じゃなくて、あいつんトコに行くか?」
そう言ってそのイルカを手に取った。
真っ白なそのイルカは、先程拾い上げたアザラシのぬいぐるみと変わらない柔らかさと手触りで優志の手の内にやって来る。
じっと、手の中のイルカを見つめるとくるりとした愛くるしい真っ黒な瞳が優志を見返してくるような気さえして、優志は再び瞳を柔らかく細めると、そのぬいぐるみを手に、レジへと向かうのだった。
さて、渡すなら……どうやって渡したもんだかな……
そんな事を考えながら―――